●フィリピンの歴史 外から見たフィリピンの歴史 フィリピン国内からは、10世紀頃に作成された「ラグナ銅版碑文」と言うものが出土していますが、これ1点しか無く、フィリピンと交易が有った中国側の文献を探しても、13世紀始めに書かれた、趙汝カツ(しんにゅうに舌)の諸藩志にちょこっと登場し、14世紀なかばに書かれた汪大淵には麻里国(マニラ)、蘇禄(スールー)が登場していが、詳しく知る手がかりはありません。 中国の文献によると当時スールー諸島のホロ島に、スールー王国が存在していたらしいです。 ともかく、1521年以前の建造物が全く無いと言うのは、当時ミンダナオ島とスールー諸島はイスラム教だったはずなので、何かありそうなものなんですけど、スペインが全てを破壊したのか、それともたいした文明が存在しなかったのか?そのころ日本では既に室町幕府や金閣寺、銀閣寺が完成していました。 スペインは、333年の間、ムスレム(モスレム)の抵抗の激しいミンダナオ島(とスールー諸島も入るのか?)を除くフィリピンを統治していました。1898年英米戦争で、フィリピンが米国の手に渡る前の1898年6月12日フィリピンは独立宣言をし、1998年が独立100周年となります。 しかし1898年、米国とスペインはパリで講和会議を開き、12月10日にスペインは2000万ドルでフィリピンを米国へ売却しました。これを受けてこの年より米国の植民地化が始まります。米国は各地に小学校を設立し英語を教えその甲斐があってか、現在、英語はフィリピンの公用語となりました。 日本軍は、1941年12月8日のルソン島のクラーク、イバ両基地を空爆し、1942年1月2日マニラに進駐しました。フィリピンは再度戦禍に包まれてしまいます。 まぁその後色々とあるようですが、1946年7月4日フィリピンはめでたく、米国から独立を果たすのです。このように独立してから、50年ほどしか経っていない事、400年以上にわたって植民地として運営されてきた事、国家賠償は当然しましたが、それでも日本軍により多大な被害を与えた事を忘れてはいけません。 |
●フィリピンの歴史上の超有名人 勇者ラプラプ
マクタン島の首長 1521年 ホセ・リサール フィリピン統一の国祖
1861年〜1996年 フェルディナンド・マルコス 〜1989年 コリー・アキノ フィデル・ラモス 1928年〜 ジョセフ・エストラーダ |
年代が抜けていますが、調べがつき次第記入します。 参考図書 井村文化事業社 フィリピン史物語 -政治・社会・文化少史- その他の図書 井村文化事業社 ホセ・リサール エル・フィリプステリスモ -反逆・暴力・革命- |