PRA退職者優遇措置とは

 フィリピン退役庁(PRA)は、外貨獲得と退職産業の開発を目的に1985年7月に設立されました。

 移住と言うと大げさですけど、定年退職者を当て込んで、50歳以上で、50,000ドル(1ドル=120円として,6,000,000円)をフィリピンへ預金(投資)すれば、VISAの発給を受けられます。
 私はまだ、40歳だ!と言う方も安心してください。35歳以上で、125,000ドル(1ドル=120円として,15,000,00円)をフィリピンへ預金(投資)すればOK!です。

 ちなみに投資した資金は回収可能となっていますが、フィリピンでは、「一度手放したお金は戻って来ない」と言う大原則が有るのでお忘れなく。その他何だかんだで、50万円程度はかかります。

 そんな大層なお金が無い!という方は、奥さんがフィリピン人なら、OKです。

 もし貴方が本当に海外で年金生活したい場合は、「タイ」にしなさい。タイの方が条件が甘く更に物価が安くフィリピンより安全です。

生活できるのか??

 こちらの方が大問題かもしれません。貴方はどこで生活しますか???マニラと地方では数倍の格差がありますので、住居する場所によっていくら年収が有れば良いのかが決まります。

 ちなみに、マニラで毎日、日本で言うところの、フィリピンパブで遊びますと,1日3000ペソとして、年間騒ぎをして、1年間で1,080,000ペソ(1ペソ3.4円で計算して、約3,700,000円)もかかってしまいます。普通の商売をやっていたら、厳しい数字ですねぇ、1日働いて100ペソ程度しか貰えない人たちがいっぱい居る中で、1日3,000ペソ稼ぐのは至難の技ですし、もし、 奥さんがフィリピン人だったら、貴方の命が危ないでしょう・・・フィリピン人女性の独占欲は非常に強く、もし欲が無かったら愛して無いか、フィリピン人じゃないでしょう。

 さて、欲は捨てて、まじめに考えてみましょう。

 マンション(コンドミニアムというほど広くなく、2DK程度)の賃料が,7,000ペソ、水道光熱食費で、4,500ペソ、何もしなくても11,500ペソかかります。なんだ!たった40,000円なんですが、フィリピンで実際事業を始め、月収4万円を稼がなくてはなりません。決して他人任せにしないでください。他人に任せると、他人を信用出来ないのは当然として、自分が暇なのでお金を使ってしまう!と言う大問題にぶつかるからです。

 年金生活者が、月額10万円の年金をもらって、優雅に暮らすには良い環境というべきでしょうか?

 ところで、もし妻帯者の場合、奥さんはそんな生活で許してくれますか???車がほしい!2階建ての家に住みたい!お店を持ちたい、チャラチャラしたい!!なんて考えていたら、たった40,000円が、いつのまにかに3倍の120,000円に、そして義理の父母・義理の兄弟が住み着いて、あっというまに240,000円、貯金のそこをついて、日本へ帰国と言うことになりかねません。

奥さんに一度確認を取っておいたほうが、良いと思います。貴方の夢=奥さんの夢で有ることを期待します。 

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